診療科のご案内

検査科

検査科について

済生会神奈川県病院の検査科は、平成19年の機能転換後、「地域完結型医療に対応した診療支援、連携を通じて、医療の質の向上に貢献すること」と、「チームワークによる、迅速かつ正確な検査体制を確立し、患者さんに安全安心なサービスを提供すること」を目指すべき姿として業務体制を構築してきました。

検体検査室においては、待ち時間短縮のために、可能な限り迅速で正確な結果を診療科に提供しております。同時に、夜間や休日の緊急検査にもスタッフが交代で対応しております。生理検査室においては、一部の検査を除き予約制となっておりますが、当日の検査にもできる限り対応しております。

検査を担当する私たち臨床検査技師は、新しい知識や技術の習得を目的に学会や研修会に積極的に参加し研鑽を積んでおります。これからもスタッフ一同、患者さんを中心とした診療支援に努めて参ります。

検査科の仕事

私たち臨床検査技師の仕事は、大きく分けると「検体検査」と「生理機能検査」の2つに分けることが出来ます。また、当院ではこの他に外来採血業務も行っています。

検体検査とは、患者さんから採取したものを調べる検査です。検査材料には、血液や尿、便などがあります。生理機能検査とは、患者さんに対して直接行う検査です。心電図検査や脳波検査、超音波検査などがあります。

1.検体検査

検体検査には、血液検査、生化学検査、一般検査、輸血検査などがあります。

  1. (1).血液検査
    血液中の赤血球、白血球、血小板などの値を測定したり、異常細胞を調べたりします。貧血や血液疾患がないかどうかを調べます。
  2. (2).生化学検査
    血液中の糖、タンパク、酵素などの成分を測定することによって、肝臓や腎臓、膵臓などの臓器の機能や働きが正常かどうかを調べます。
  3. (3).一般検査
    尿検査が主です。尿中の糖、タンパクなどの値や細胞に異常がないかを調べたりします。他に、便の中に血液が混ざっていないかどうかを調べます。
  4. (4).輸血検査
    血液型の判定や、輸血用の血液が患者さんに適合するかどうかを調べます。
  5. (5).その他
    インフルエンザなどのウイルス感染を調べる迅速検査も行っています。

検体検査1

検体検査2

2.生理機能検査

生理機能検査には、心電図検査、脳波検査、超音波検査、呼吸機能検査、神経生理検査、尿素呼気検査、動脈硬化を調べる検査などがあります。

  1. (1).心電図検査
    電極を付け、心臓の微弱な電気的活動を波形として記録する検査です。狭心症や心筋梗塞、不整脈など心臓に異常がないかを調べます。通常の安静時標準12誘導心電図のほか、携帯式の小型記録計を装着し、24時間心電図を記録するホルター心電図などがあります。
  2. (2).脳波検査
    頭皮上に電極を付け、脳から生じる電気活動を波形として記録する検査です。脳神経の病気などがないかを調べます。
  3. (3).超音波検査
    超音波を当ててその反射波を画像化し、病気の有無や臓器の状態などを観察します。腹部超音波検査では、肝臓や腎臓、膵臓など内臓の状態を調べます。表在超音波検査では、乳房(乳腺)や甲状腺、皮下腫瘤など体表臓器の状態を調べます。心臓超音波検査では、心臓の大きさや動き、弁の状態、心臓内の血液の流れなど心臓の状態を調べます。血管超音波検査では、頸動脈や下肢静脈の血管壁の様子や血液の流れなど血管の状態を調べます。
  4. (4).呼吸機能検査
    息を吸ったりはいたりしてもらい、肺活量など呼吸機能の状態を調べる検査です。肺の機能に異常がないかを調べます。
  5. (5).神経生理検査
    筋肉が収縮する際に発生する活動電位を、波形として記録する検査です。神経や筋肉の機能や状態を調べます。
  6. (6).尿素呼気検査
    検査薬を飲む前と後の息を専用の呼気バッグに採取し、分析装置で測定する検査です。胃の中のピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染の有無を調べます。
  7. (7).動脈硬化を調べる検査
    あお向けに寝た状態で、両腕と両足首の血圧と脈波を測定する検査です。動脈の硬さや詰まりの程度、血管年齢を調べます。

生理機能検査1

生理機能検査2

生理機能検査3

3.外来採血
採血室では通常採血の他に、糖負荷試験や出血時間などの検査も行っています。

外来採血1

チーム医療について

1.糖尿病教室・腎臓病教室
当院では糖尿病や腎臓病専門の医師をはじめ、多職種の医療スタッフでチームを組み、連携を取りながら患者さんにより良い医療が提供できるように活動しています。私たち臨床検査技師は、各教室において糖尿病や腎臓病に関する検査、医学的な知識などを説明しています。
2.院内感染対策委員会(ICC)
院内における感染を監視する委員会で、薬剤耐性菌(MRSAなど)の発生状況や感染源の調査、院内ラウンドによる環境確認などを多職種がチームで活動しています。私たち臨床検査技師は、薬剤耐性菌発生状況を報告しています。
3.ブレスト・ケア・チーム(BCT)
乳房の疾患に関する診断・治療などについて総合的なケアを提供するため、各部署の専門的な知識と技術に基づき、多職種がチームを組み連携して、患者さんのニーズに合わせた質の高い医療が提供できるように活動しています。私たち臨床検査技師は、新しい知識の習得や技術の向上、経験の共有のために学会や講習会、専門分野を超えた意見交換会に積極的に参加しています。

各種認定資格について

検査科のスタッフは、国家資格を有する臨床検査技師です。臨床検査の分野は多岐にわたり、行う業務内容は専門的です。そのため、専門の知識や技術を日々習得し、認定資格を取得しています。患者さんに、高度で安全安心な検査を提供しています。

(2017年4月1日現在)

緊急臨床検査士
2名
二級臨床検査士(循環生理学)
1名
二級臨床検査士(血清学)
1名
細胞検査士
1名
国際細胞検査士
1名
血管診療技師
1名
日本乳がん検診精度管理中央機構
乳房超音波 技術講習会 修了者
1名
超音波検査士(消化器領域)
7名
超音波検査士(体表臓器領域)
7名
超音波検査士(循環器領域)
5名
超音波検査士(血管領域)
1名
超音波検査士(泌尿器領域)
1名
超音波検査士(健診領域)
1名

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