診療科のご案内

リハビリテーションセンター

リハビリテーションセンターについて

リハビリは病期によって、急性期・回復期・維持期に分けられ、当院は回復期リハビリの役割を担っています。即ち、怪我をしたり、病気になられて、医学的治療がある程度落ち着いた頃、社会復帰や社会生活の獲得をめざして治療をすすめてゆきます。社会復帰には、身体機能の回復はもちろん、回復した機能を日常生活に役立てることが必要です。そのためにリハビリセラピスト科には、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の3つの専門職が働いており、365日訓練室を開けてお待ちしています。この3職種が、リハ医の指示の下、あるところは分業し、あるところは協同し患者さまの退院後の生活設計も含めて治療にあたっています。

職員数
理学療法士(PT) 43人
作業療法士(OT) 36人
言語聴覚士(ST) 19人

理学療法士の仕事

何らかの病気、けが、障害などによって運動機能が低下した状態にある患者様に対して、各疾患の症状や全身状態に応じた安全管理を行い、運動療法、日常生活動作訓練、装具療法などを用い、運動機能の維持・改善を目的に行われる治療法です。
具体的には、寝返りや起き上がりなどの動作訓練や立位・歩行訓練を行っております。ご本人の機能に合わせ、屋外歩行なども実施しております。
特に当院では、急性期病院での治療を終えた亜急性期~回復期の患者様に対しての治療を行っております。
治療後も能力障害が残る場合について、社会生活を送る上で不利な要素を少なくするため、福祉用具の選定や住宅改修、介助法指導なども提供しております。

リハビリ風景1

リハビリ風景3

リハビリ風景2

リハビリ風景4

作業療法士の仕事

身体機能・高次脳機能の回復を促し、健康な心身機能を生かして、日常生活動作、家事動作、社会復帰に関わる基本的作業能力の再獲得を支援します。より充実した生活に向け、福祉用具の利用や自助具の作製、認識しやすく失敗の少ない動作方法の工夫や環境設定、作業活動などの検討も行います。患者さまの意思・ご希望に沿った主体的で自立度の高い生活実現を目指します。

リハビリ風景1

リハビリ風景3

リハビリ風景2

リハビリ風景4

言語聴覚士の仕事

脳血管障害などによって生じたコミュニケーション障害(失語症,発声・構音障害)や飲み込みの障害(摂食・嚥下障害)に対して機能回復の支援を行います。

失語症/高次脳機能障害
聴く・話す・読む・書くといったことばの機能の訓練や、注意集中力、記憶力などを高める訓練を行い、ご家族や周囲の方々とのコミュニケーションがより円滑に取れるように援助いたします。
発声・構音障害
声の出しにくさや発音の不明瞭さに対し訓練を行います。より有効な訓練が行えるよう、必要に応じて音声分析装置などの機器類も用います。
摂食・嚥下障害
安全においしく食事が摂れるよう訓練・支援していきます。必要に応じて嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査も実施します。

リハビリ風景1

リハビリ風景2

リハビリ風景3

リハビリ風景4

リハビリテーション工学士の仕事

リハビリテーション工学では医師・療法士と協力してリハビリテーション分野の発展のために研究をおこなっています。特に当院では放射線科にも協力していただき1.5テスラのMRIを利用することにより、何かを考えたり行動している最中の脳活動を計測することができるため、より高精細な脳活動情報を取得できます。その他、脳波や筋電図を測定することもできるため、生理学的な観点から運動/感覚障害に向き合い、それらの症状の原理の解明や改善のための手段を開発することを目的として活動しています。

リハビリ風景1

各種認定資格について

  • 認定言語聴覚士(失語・高次脳機能障害領域) : 日本言語聴覚士協会
  • 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士 : 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会

リハビリテーションセラピストの院外活動(平成27年度)

【学会発表】

  発表者・共同演者 発表題目 学会名 時期 場所
PT 今村朋博,他 24時間スケジュールを用いて病棟生活を可視化し、self-managementの獲得を目指した症例 第68回済生会学会 2016年02月 大阪
前田早紀,他 当院における要介助者の転帰先の違いについての検討 第68回済生会学会 2016年02月 大阪
中山葉月,他 橋出血により左側の重度失調、右側の重度感覚障害を呈した症例の基本動作能力向上を目指して~姿勢制御、定位に着目して~ 第68回済生会学会 2016年02月 大阪
OT 石川哲也,他 用件課題により記憶障害の気づきを得た事例 第49回日本作業療法学会 2015年06月 兵庫
石川哲也 回復期リハビリテーション病棟における視床出血の事例 第1回神奈川東部脳卒中連携の会 2015年08月 神奈川
石川哲也,他 片手生活アイデア集の作成 第68回済生学会 2016年02月 大阪
井上那築,他 復職への不安を抱える事例に対する作業療法介入
~マインドマップと作業の意味を考える枠組みを利用して~
第49回日本作業療法学会 2015年06月 兵庫
川上 新,他 姿勢異常を呈するパーキンソン病患者の経過
~3回の短期入院集中リハビリテーションを通して~
第3回パーキンソン病とリハビリテーション研究会 2015年06月 神奈川
川上 新 独居での自宅退院が可能となった40代女性ケースの経過報告
~回復期と地域事業との連携の必要性を再考する~
第27回回復期リハビリテーション病棟協会 2016年03月 沖縄
小林志帆,他 くも膜下出血後に高次脳機能障害を有した事例の就労支援 第15回神奈川県作業療法学会 2015年04月 神奈川
田原正俊,他 文脈に基づいた作業活動の手段的利用により社会的行動障害の軽減となった事例 第15回神奈川県作業療法学会 2015年04月 神奈川
田原正俊,他 健常成人における感覚イメージ中と運動イメージ中の脳活動の比較 第52回日本リハビリテーション医学会学術集会 2015年05月 新潟
田原正俊,他 随意運動介助型電気刺激装置(IVES)とポータブルスプリングバランサー(PSB)を併用した上肢機能訓練を実施し作業との結びつきにつながった一事例 第49回日本作業療法学会 2015年06月 兵庫
田原正俊,他 麻痺手の使用日誌の導入により使用頻度の増加と上肢機能の改善に至った事例
―訪問作業療法での介入経過―
第3回日本臨床作業療法学会学術大会 2016年06月 東京
田原正俊,他 随意運動介助型電気刺激装置(IVES)とポータブルスプリングバランサー(PSB)を併用した上肢機能訓練を実施し作業との結びつきにつながった一事例 第1回済生会回復期リハビリテーション研究会 2016年03月 三重
古田裕亮,他 電子カルテシステムの工夫による業務コストとスタッフの業務負担軽減に向けた試み 第53回日本医療病院管理学会学術総会 2015年11月 福岡
細川大瑛,他 回復期リハビリテーション病院を経て簡易宿泊所にて独居となる事例のQOL検討
―3事例へのインタビュー SCATによる質的分析―
第49回日本作業療法学会 2015年06月 兵庫
ST 三宅 民,他 摂食嚥下リハビリテーションにおけるSTの役割
~回復期から生活期への効果的な情報提供~
第26回日本言語聴覚士学会 2015年6月 宮城

【論文】

  著者・共同著者 題目 掲載誌 号数 時期
PT 篠田洋平,他 脳卒中後の上肢痛に関する聞き取り調査 慢性疼痛 34巻 185‐190 2015年
Syota Hayashi.
,et al
Effect of pelvic forward tilt on low back compressive and shear forces
during a manual lifting task
The Journal of Physical Therapy Science 28 802‐806 2016年
OT 石川哲也,他 片手生活アイデア集の作成 神奈川作業療法研究 6巻 25‐32 2016年
細川大瑛,他 回復期リハビリテーション病院退院後、簡易宿泊所で独居生活となった事例の生活状況に関する考察~介護支援専門員へのアンケート調査から~ 作業療法 35巻 97‐100 2016年

【書籍】

  著者・共同著者 題目 書籍名 出版社名 時期
OT 石川哲也,他 「何もしたくない」と語った脳卒中後うつの女性が旅をすることで作業参加に至った一例
~夫婦間における相互的社会的環境の良循環~
事例でわかる人間作業モデル 協同医書出版 140⁻148 2015年

【認定資格】

PT 認定理学療法士(脳卒中)1名、呼吸療法士2名、介護支援専門員1名、福祉住環境コーディネーター2級2名
OT 回復期セラピストマネージャー1名、福祉住環境コーディネーター2級8名、AMPS認定評価者4名

【他院外活動】

PT 反復促進療法入門講座アシスタント1名、地域施設での健康講座3名、県士会活動2名
OT 第49回日本作業療法学会演題審査委員1名、第15回神奈川県作業療法学会シンポジウム座長1名、第15回神奈川県作業療法学会実行委員2名、神奈川県作業療法研究査読委員1名、神奈川県作業療法士会主催研修会講師1名、首都大学東京授業1名、日本作業療法士協会主催座談会1名、地域施設での健康講座2名、県士会活動3名

回復期リハビリテーション

  • スローガン
  • 1 患者さまの最大限の機能の向上をはかります
    2 一人一人の生活に合わせた能力の向上をめざします
  • キャッチフレーズ
  • なでしこは、済生会のシンボルフラワーです。
  • なでしこ

回復期リハビリテーションとは

回復期リハビリテーションでは、脳血管障害や外科手術などの急性期治療が終了した後、 自立した社会復帰や社会生活の獲得を目的に心身の機能の回復をはかります。
主に理学療法(PT)、作業療法(OT)、言語聴覚療法(ST)の3つの方法で最大限の機能回復を支援します。

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専門医の処方をもとにしたリハビリテーション

当院にはリハビリテーション専門医が複数名勤務しております。骨折後の患者さまには整形外科医が、脳血管障害の患者さまにはリハ医が対応し、患者さまの治療方針の決定や日々の経過観察を行い、適確なリハビリテーションの実施を可能にしています。

チーム医療

チーム医療で早期復帰をめざします

リハビリテーション専門医が中心となり、看護師、各療法士、ソーシャルワーカー、管理栄養士などがチームとなって、一人一人の患者さまを担当します。術後の合併症や全身状態などにも注意を払いながら、全身を総合的に診ることで患者さまそれぞれの状態に合わせたリハビリテーションを実施し、より自立度の高い生活・社会復帰を目標として最大限の力を引き出すサポートをします。

家屋評価について

当院にはリハビリテーション専門医が複数名勤務しております。骨折後の患者さまには整形外科医が、脳血管障害の患者さまにはリハ医が対応し、患者さまの治療方針の決定や日々の経過観察を行い、適確なリハビリテーションの実施を可能にしています。

装具外来について

補装具は、日常生活や目的の動作を行うため、失われた身体機能の治療や補助を目的に作成・使用されています。
義手や義足なども含め、その種類や用途は多種多様です。
当院では、リハビリテーション専門医の指示の元で義肢装具士とともに、一人一人に合わせた補装具の作成を行っております。

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退院後の生活を見据えた支援

退院後の生活を考え、病院から家庭・地域への橋渡しをするのが私共の使命です。
ご本人、介護される方へより安全でやりやすい動作や介助方法、コミュニケーションの取り方・高次脳機能障害への対応方法などをお伝えし、退院後の生活がスムーズに運ぶように支援いたします。

施設基準

回復期リハビリテーション病棟入院料1
体制強化加算
リハビリテーション充実加算
脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
がん患者リハビリテーション料

リハビリテーションセンター(回復期病床) (平成27年4月~平成27年9月)

疾患別患者内訳
転帰先内訳

疾患別平均入院日数

連携パス使用割合

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