総合診療部・循環器内科

ご挨拶

 今回、済生会神奈川県病院に赴任いたしました。約10年ほど前にも済生会神奈川県病院から済生会東部病院に8年間ほどお世話になり、久々に横浜の地域に帰ってまいりました。地元でもある横浜の地域医療にふたたび貢献できることを嬉しく思うとともにこのような機会を与えていただき感謝しております。
 30年間の専門である循環器およびカテーテル治療主体に循環器全般の医療を行っていきたいと思っております。循環器医師も2024年5月より常勤医が増員となり、より充実した医療提供が可能となっております。虚血性心疾患のPCI治療をはじめとして下肢虚血に対するインターベンション治療も充実させていく所存です。
 それと同時に高齢化社会のニーズにもしっかりと対応できるよう内科系疾患や慢性期心臓病に罹患された患者さんの受け入れも積極的に心がけていく所存です。
 地域の医療に貢献するために実地医家の先生方とも連携をし、今後とも尽力していく所存です。ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

循環器内科部長  村松俊哉

当科について

循環器内科では心臓と全身の血管疾患を対象に診療を行っています。狭心症などの虚血性心疾患や閉塞性動脈硬化症、心不全、心臓弁膜症、不整脈などに対して幅広いアプローチ(予防、薬物治療、カテーテル治療)を行っております。カテーテル検査、カテーテルインターベンション治療、2014年からはフットケア外来も設立し閉塞性動脈硬化症による足の壊疽や下肢の痛みに対する治療も積極的に行っております。特に治療困難症例に対しても、下肢切断を避けるよう治療に取り組んでおります。

当科で診る疾患

  • 心筋梗塞・狭心症などの虚血性心疾患
  • 心不全
  • 心筋症
  • 心臓弁膜症(大動脈弁・僧帽弁狭窄症また逆流症)
  • 不整脈疾患(期外収縮、心房細動、心房粗動、心室頻拍、徐脈性不整脈など)
  • 全身の血管疾患(下肢、腹部、腎動脈、頸動脈など)
  • 下肢閉塞性動脈硬化症、足壊疽
  • 高血圧
  • 大動脈疾患
  • 静脈血栓症、肺高血圧症 など

診療内容と特色

全ての循環器疾患を対象に外来、入院での診療を行っています。生活習慣病である糖尿病や高血圧症、脂質異常症(高コレステロール血症)は虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症など)といった動脈硬化性疾患を進行させる病気です。より早い時期から病気へアプローチすることで多くの場合は重症化を防ぐ事が出来ます。
当院では一般的な検査からABI、マルチスライスCT、超音波検査、カテーテル検査などで動脈硬化性疾患の重症度を評価して、近隣の医療機関と連携し患者様にとって最も適切な治療を行っています。
また専門外来として木曜日にフットケア外来を行っております。疑われる場合や難治性に対しても治療を行っております。外来は月曜日から金曜日まで予約がない方や紹介状のない方も診療しております。

当院で行っている検査

心電図、レントゲン検査、24 時間ホルター心電図、ABI、血管及び心臓超音波検査、マルチスライ スCT、心臓カテーテル検査、血管造影など

トピックス

タイトル:「疾患別全国実力医師シリーズ  心臓病 最新治療&予防 全国名医118人」
発行所 :角川SSコミュニケーションズ
発行年 :2009年4月

タイトル:『医師がすすめる「最高の名医」+治る病院』
  発行所 :講談社
  発行年 :2010年11月

タイトル:「手術実績で探す 名医のいる病院2018 東日本編」
 発行所:医療新聞社
 発行年:2017年11月

スタッフ紹介

医師名 専門としている領域 学会専門医・認定医
村松 俊哉院長補佐
患者サポートセンター長
循環器内科部長
カテーテル治療 日本循環器学会 循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会心血管カテーテル治療専門医
岸田 登志彦済生会横浜市東部病院
医員
一般内科 日本内科学会 総合内科専門医
日本心血管インターベンション治療学会心血管カテーテル治療認定医
リードレスペースメーカー植込み認定医
WCD(着用型自動除細動器)処方登録医