総合診療部について
当院は救急医療とくに高齢者救急に力をいれ、近年著しく増加している高齢者を中心とした軽症から中等症の救急疾患(内科・外科問わず)の対応に取り組んでいます。高齢者疾患の特徴として、内科疾患が中心でも内科的高度専門性を要さない病態が複数並存し、内科以外の問題も同時に抱えていることが多くなっています。
疾患臓器ごとの各専門内科のみで救急に対応する診療体制では、このような高齢者救急に対応するのが困難になるケースが発生するようになりました。そこで各専門内科・外科を統合して、各科医師(内科指導医・専門医、外科指導医・専門医、救急科専門医、総合診療専門医)が一つのチーム(総合診療部)とする新たな体制を導入し、多疾患が併存するような患者さんも横断的に適切にマネジメントする診療を構築いたしました。
近隣クリニック、救急車での救急患者の受け入れや、横浜市内の3次医療施設(済生会横浜市東部病院、みなと赤十字病院、横浜市立市民病院等)からのER間転送などを積極的に受け入れます。
また、専門性を有する患者さんは従来どおり、各専門内科で適切に診察いたします。