| 身長・体重 | 体重測定について、当センターでは風袋(着衣分)-0.8kgで設定しています。 |
|---|---|
| 腹囲 | 腹囲はおへその高さで水平に計測した臍周囲経です。メタボリックシンドロームの判定に用います 男性:84.9cm以下 女性89.9cm以下 |
| BMI | 肥満の程度をあらわす指標です。BMI=体重(kg)÷身長(m)2 標準体重は、BMI22です |
| 収縮期血圧(最高)mmHg | 収縮期血圧(最高血圧)は、血液を送り出すときに心臓が収縮して、血管に強い圧がかかっている状態の値です。 |
|---|---|
| 拡張期血圧(最低)mmHg | 拡張期血圧(最低血圧)は、次に送り出す血液をためこむために心臓が拡張しているときの値です。 |
受診先:内科・循環器科
| 視力 | 裸眼視力または、眼鏡やコンタクトレンズを使用したときの矯正視力を計測します。 |
|---|---|
| 眼圧 | 眼球に空気を吹き付け、その反射から眼球内の圧力を測定します。眼球の球形を保つ圧力を示します。 高い:緑内障、高眼圧症 低い:網膜剥離 など |
| 眼底 | 眼底カメラで眼の奥の網膜や視神経、血管の写真を撮影します。眼底血管を見ると、動脈硬化・高血圧・糖尿病性変化出血等多くの所見が得られます。また緑内障や白内障の診断に使われます。 |
| K-W(Keith-Wagener分類) | 高血圧性眼底の所見を判定するためのスケール 0:所見なし Ⅰ群:細動脈の軽度の狭細および硬化 Ⅱ群a:動脈硬化明らかとなり狭細もⅠ群に比較し高度となる。 Ⅱ群b:上記に加えて、動脈硬化性網膜症または網膜静脈閉塞がみられる。 Ⅲ群:著明な動脈硬化に加えて、血管攣縮性網膜症がある。網膜浮腫、綿花状白斑、出血が認められ、動脈狭細化が著しい。 Ⅳ群:Ⅲ群の所見に加えて、測定可能の程度以上の乳頭浮腫がある。 |
| Scheie分類 | ScheieH:高血圧性変化 ScheieS:動脈硬化性変化 それぞれ5段階で評価する。 0:所見なし 1~4は数字が大きいほど変化が進んでいるとされる。 |
| OCT | 網膜などの断層面を観察し、緑内障や黄斑疾患など眼の疾患の早期発見に貢献します。 |
| 視神経乳頭陥凹拡大 網膜神経線維層欠損 | 緑内障が疑われる状態。眼科でより詳しい検査を受けることが望まれる。精密検査で問題がなくても、定期的な眼科受診をおすすめします。 |
| 透光体混濁 | 多くは白内障(水晶体の混濁)が疑われます。硝子体出血、角膜の炎症、傷など様々な原因が考えられるため、より詳しい検査を受けましょう。 |
| 網脈絡膜萎縮 | 網膜とその外側にある脈絡膜が萎縮し、機能していない状態。加齢による変化や強度近視、遺伝によるものなど原因は様々です。 |
| コーヌス | 多くは近視の人にみられる、視神経乳頭周囲の網膜や脈絡膜の萎縮の変化。 |
| 黄斑変性 | 網膜の中心にある黄斑部に生じる異常のこと。視力低下の他、視界のゆがみや中心が見えづらくなるなどの症状があらわれます。定期的な眼科受診をお勧めします。 |
| 軟性白斑 | 網膜の毛細血管が閉塞して血流が悪くなり、組織がむくみ白く見える状態です。悪化すると視力低下や失明のリスクが高まります。 |
| 硬性白斑 | 糖尿病性網膜症など、網膜の血管が傷害された場合に、血液中にタンパク質や脂肪などが血管から漏れ出して網膜に沈着し白い斑点として現れます。 |
| 糖尿病網膜症 | 糖尿病の合併症の一つです。高血糖状態が持続することで、網膜の血管が詰まったり、周囲の血管が拡張して出血をしたり、酸素不足を補うために新生血管ができたりします。視力低下や失明の原因となります。糖尿病をしっかりコントロールすることと、定期的に眼科を受診し早期治療を受けることで視力低下や失明を回避できます。 |
| 乳頭部出血 | 視神経乳頭に起こる線状の出血のことです。緑内障への進行や悪化のサインと言われています。眼科を受診し必要であれば治療を受けましょう。数ヶ月で消失してしまうため注意が必要です。 |
| 網膜出血 | 網膜の血管が破れ、網膜やその周囲に出血が起こっている状態。糖尿病や高血圧、外傷などさまざまなことが原因となっていることがあります。 |
| 網膜上膜 | 黄斑の網膜表面に薄い膜が形成される疾患。膜が加齢などにより縮んでくると物が歪んで見えたり、視力低下が生じます。 |
| 網膜静脈分枝閉塞 | 網膜静脈が動脈と交差する部分で閉塞してしまう病気。高血圧や動脈硬化などが原因で、動静脈の交差部分で血栓が形成されるなどして起こります。眼科を受診し、必要であれば治療を受けましょう。 |
ヘッドフォンから低い周波(1000Hz)と高い周波(4000Hz)の音を流し、どれだけ聞こえるかを調べます。
基準値は、
1000Hz:30dB以下聴取可能
4000Hz:30dB以下聴取可能
基準値以上の場合は、中耳炎や先天性難聴、加齢性難聴、騒音難聴などが疑われます。労働安全衛生法に基づく健診の項目のひとつでもあります。
難聴を放置すると、外出先で事故に遇いやすかったり、災害時の警報が聞こえないなどの危険性があります。また、軽度の難聴で難聴のない方と比較して認知症のリスクが2倍になると言われており、重度があがると、さらにリスクが上がります。
異常値が出たら、耳鼻科を受診しましょう。
受診先:耳鼻科
換気機能障害の有無、程度を調べる検査です。
呼吸により肺から出入りする空気の量を測って、肺の容積や気道が狭くなっていないかなど呼吸の能力をチェックし、拘束性肺機能障害、閉塞性肺機能障害などについて調べます。
| 肺活量 | 息を最大限吸い込んだ後に肺から吐き出せる空気の量のことです。 成人男性:約3500cc 成人女性:約2500cc |
|---|---|
| 1秒量 | 努力性肺活量を測定する際に、最初の1秒間に吐き出された空気の量を指します。肺機能が正常な場合は、肺活量全体の70%以上を1秒間に吐き出すことができます。 |
| 1秒率 | 最初の1秒間に吐き出される空気量(1秒量)を、努力性肺活量(一気に吐き出した空気の総量)で割った値です。 |
| 努力性肺活量 | 息を最大限吸い込んだ後に、できるだけ強く速く一気に吐き出すことで測定される肺活量を指します。通常、肺活量と努力性肺活量は同じ値になりますが、呼吸器疾患があると、努力性肺活量の方が低くなることがあります。 |
| %肺活量 | 年齢、身長、性別から予測される肺活量に対して、実際に測定した肺活量が何%であるかを示すものです。一般的に80%以上が正常値とされます。 |
| %1秒量 | 1秒量を年齢、性別、身長などの基準値と比較したときの割合を示します。年齢、性別、身長によって異なりますが、一般的には70%以上が正常とされています。 |
受診先:内科・呼吸器科
| WBC(白血球) | 体内に侵入してくるウイルスや細菌などの病原体を撃退する働きがあります。高値のときには、体内に炎症や病気があることを示し、低値のときには、免疫機能が低下していることをあらわします。 高値:細菌感染、心筋梗塞、がん、白血病 など 低値:骨髄異形成症候群、ウイルス感染、薬剤アレルギー など |
|---|---|
| RBC(赤血球) | 赤血球は全身に酸素を運び、二酸化炭素を回収する働きがあります。少なくなると全身の組織や細胞に酸素が行き渡らず酸欠状態になります。 高値:多血 低値:貧血 など |
| 血色素(ヘモグロビン) | 赤血球中に含まれる蛋白質で、肺で酸素と結びつき、全身に酸素を運ぶ役割を担います。 高値:多血 低値:鉄欠乏性貧血、慢性出血性貧血 |
| ヘマトクリット | 血液中に赤血球が占める割合を示しています。 高値:多血、脱水 低値:貧血 など |
| 血小板数 | 血小板には血液を固めて出血を止める働きがあります。 血小板が少ないと血が止まりにくい状態に、多いと血栓を生じやすく狭心症などを発症しやすくなります。 高値:鉄欠乏性貧血、血小板血症、慢性骨髄性白血病 など 低値:特発性血小板減少紫斑病、急性白血病、肝硬変 など |
| MCV | 赤血球1個あたりの平均的なの体積を表します。 |
| MCH | 赤血球に含まれる血色素量(平均ヘモグロビン量)を表します。 |
| MCHC | 赤血球体積に対する血色素量(平均ヘモグロビン濃度)の割合を表します。 |
| 血清鉄 | 血液中に含まれる鉄分を測定します。 高値:再生不良性貧血、急性肝炎、肝硬変 低値:鉄欠乏性貧血、がん、感染症 など |
| 血液像 | 白血球を分類し、それぞれの比率(好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球)を検査します。各々の増減で感染症や炎症など疑われる症状が異なります。 基準範囲 好中球:40~75% 好酸球:0~8% 好塩基球:0~2% 単球:2~10% リンパ球:18~49% 好中球/高値:急性細菌性感染症、低値:ウイルス性疾患、急性白血病 など 好酸球/高値:アレルギー性疾患 など 好塩基球/高値:アレルギー性疾患、甲状腺機能低下、慢性骨髄性白血病 など 単球/高値:発疹性感染症、慢性肝炎 など リンパ球/高値:ウイルス感染症、低値:急性感染症の初期、全身性エリテマトーデス、悪性リンパ腫 など |
受診先:内科
| CRP | mg/dL | 細菌・ウイルスに感染する、がんなどにより組織の障害がおきる、免疫反応障害などで炎症が発生したときなどに血液中に増加する急性反応物質の1つです。 |
|---|---|---|
| リウマチ因子 | IU/mL | 慢性関節リウマチの80%に上昇が見られます。肝臓疾患、結核、自己免疫疾患、ウイルス感染などでも上昇します。受診先:アレルギー・膠原病・リウマチ科・内科・整形外科 |
| 梅毒 | TPLA | 過去に梅毒にかかったことがあるかどうかを調べる検査。治療後も陽性が続くことが多いです。 | TPLAとRPRでどちらかもしくは双方陽性だった場合は、症状等から診断を行います。性感染症内科もしくは、男性の場合は泌尿器科など、女性の場合は婦人科などを受診しましょう。梅毒は、適切な治療を受けることで完治できます。 |
|---|---|---|---|
| RPR | 梅毒の現在の活動性を調べる検査です。 |
| HBV抗原 | B型肝炎ウイルスの感染を調べる検査です。 陽性:現在感染していることを示します。 陰性:感染していないことを示します。 |
|---|---|
| HBV抗体 | B型肝炎ウイルスに対する抗体です。 陽性:過去に感染したことがあるか、ワクチン接種によって免疫を獲得していることを示します。 陰性:感染したことがない、ワクチン接種によって免疫が獲得できていないことを示します。 |
| HCV抗体 | C型肝炎ウイルスに感染があったかどうか示します。 陽性:過去にHCVに感染したことがあることを示します。現在も感染しているかどうかを確認するために精密検査が必要となります。 陰性:C型感染ウイルスに感染している可能性は低いと判断されます。 |
受診先:消化器科・内科
定性が+の場合、過去の感染や予防接種により上記の疾患に免疫があり、発症や重症化を予防できると考えられます。確実な予防のため、予防接種を希望される方は、かかりつけ医等に接種についてご相談ください。
麻疹に対するウイルスの抗体の有無を調べる検査です。
| 検査法 | 基準を満たさない | 基準を満たす | |||
|---|---|---|---|---|---|
| - | ± | + | + | ||
| IgG(EIA法) | 定性 | - | ± | + | + |
| 定量 | 2.0未満 | 2.0~3.9 | 4.0以上 | 16.0以上 | |
風疹に対するウイルスの抗体の有無を調べる検査です。
| 検査法 | 基準を満たさない | 基準を満たす | |||
|---|---|---|---|---|---|
| - | ± | + | + | ||
| IgG(EIA法) | 定性 | - | ± | + | + |
| 定量 | 2.0未満 | 2.0~3.9 | 4.0以上 | 8.0以上 | |
| HI法 | 8倍未満 | 8倍以上 | 32倍以上 | ||
ムンプスに対するウイルスの抗体の有無を調べる検査です。
| 検査法 | 基準を満たさない | 基準を満たす | ||
|---|---|---|---|---|
| - | ± | + | ||
| IgG(EIA法) | 定性 | - | ± | + |
| 定量 | 2.0未満 | 2.0~3.9 | 4.0以上 | |
水痘・帯状疱疹ウイルスの抗体の有無を調べる検査です。
| 検査法 | 基準を満たさない | 基準を満たす | ||
|---|---|---|---|---|
| - | ± | + | ||
| IgG(EIA法) | 定性 | - | ± | + |
| 定量 | 2.0未満 | 2.0~3.9 | 4.0以上 | |
帯状疱疹は、体内に潜在している水痘・帯状疱疹ウイルスが疲労や免疫力の低下などによって活発化して出てくる症状です。帯状疱疹が他人にうつることはほとんどありませんが、水疱瘡になったことがない方はうつることがあります。その場合は水疱瘡として発症します。
| 総コレステロール(TC) | コレステロールが増え過ぎると動脈の内側に沈着し、動脈硬化を進行させます。 高値:脂質異常症、動脈硬化、甲状腺機能低下症 低値:甲状腺機能亢進症、肝硬変 など |
|---|---|
| 中性脂肪(TG) | 体内の中でもっとも多い脂肪で、糖質がエネルギーとして脂肪に変化したものです。数値が高いと動脈硬化を進行させます。食後10時間以上経過した血液中の中性脂肪です。 高値:脂質異常症、脂肪肝、動脈硬化症、甲状腺機能低下症 低値:低栄養、甲状腺機能亢進症 など |
| 随時中性脂肪 | 食後3.5時間以上10時間未満の中性脂肪のことです。 |
| HDLコレステロール | 善玉コレステロールとよばれるものです。血液中の悪玉コレステロールを回収し、動脈硬化を防ぐ働きをします。喫煙や運動不足、肥満などが原因で低くなることがあり、動脈硬化のリスクが高まります。 低値:脂質異常症、動脈硬化症 |
| non-HDLコレステロール | non-HDLコレステロールとは総コレステロールからHDLコレステロールを差し引いたものです。動脈硬化を進行させるコレステロールの量を示します。 高値:脂質異常症、動脈硬化症 |
| LDLコレステロール | 悪玉コレステロールとよばれるものです。全身にコレステロールを運ぶ役割があり、多すぎると血管壁に蓄積して動脈硬化を進行させます。 高値:脂質異常症、動脈硬化症、甲状腺機能低下症 低値:甲状腺機能亢進症、肝硬変 など |
脂質異常症は、血液中にLDLコレステロールや中性脂肪が非常に多くなった状態、または、HDLコレステロールが少なくなった状態をいいます。脂質異常症は、動脈硬化を進行させます。脳や心臓の血管に血栓が詰まり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。多くは、生活習慣が影響していると言われています。食べ過ぎや飲み過ぎ、油脂や糖質の多くお菓子の食べ過ぎ、運動不足、喫煙が脂質異常を招きます。健診で数値を確認するとともに、異常値の場合は、受診し治療を受けましょう。
受診先:内科・糖尿病内科・生活習慣病内科
| 空腹時血糖 | 食後10時間以上経過した時の血液中のブドウ糖のことで、高くなると糖尿病が疑われます。 |
|---|---|
| 随時血糖値 | 食後3.5時間以上10時間未満の血液中のブドウ糖のことです。 |
| 食後血糖 | 食後3.5時間未満の血液中のブドウ糖のことです。 |
| HbA1c(NGSP) | 赤血球中のヘモグロビンが、どのくらいの割合でブドウ糖と結合しているのかを調べます。過去1~2ヶ月の血糖の平均的な状態を知ることができるため、糖尿病の診断や血糖値の管理状態を調べるために用います。 |
糖尿病は、ほとんど自覚症状がないまま進行します。放置していると様々な合併症を引き起こします。
三大合併症のみならず、動脈硬化を引き起こし狭心症や心筋梗塞、脳卒中を起こしたり、免疫力が低下し肺炎や歯周病などの感染症にかかりやすくなります。また、認知症にもなりやすくなると言われています。合併症を起こさないように管理することが重要であるため、できるだけ軽度のうちに受診をして治療を受けましょう。食習慣などの生活習慣の改善や運動習慣も重要です。
受診先:内科・糖尿病内科
| AST(GOT) | ASTは、心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素です。いずれかに障害があると値が上昇します。 ALTよりASTが高値:アルコール性肝炎、肝硬変など ASTよりALTが高値:急性・慢性肝炎、脂肪肝 ASTのみ高値:心筋梗塞、多発性筋炎、溶血性貧血 |
|---|---|
| ALT(GPT) | ALTは、肝臓にのみ多く含まれる酵素です。肝臓に障害があると血液中に漏れ出し値が高くなります。 |
| γGT(γ-GTP) | 肝臓の解毒作用に関係する酵素で、特に過度の飲酒で数値が上昇する特徴があります。 高値:アルコール性肝障害、閉塞性黄疸、胆石症、肝炎、急性膵炎 など |
| ALP(アルカリフォスファターゼ) | 肝臓、胆道、腸、骨などの酵素です。これらに障害があると血液中に漏れ出してくるため値が上昇します。 高値:閉塞性黄疸、胆管炎、脂肪肝、薬物性肝障害などの肝臓や胆道系疾患や、甲状腺機能亢進症、骨腫瘍、骨折 |
| LD(LDH) | 肝臓、心臓、腎臓などの細胞に多く含まれる酵素で、これらの臓器の障害で高値となります。 高値:急性・慢性肝炎、白血病、心筋梗塞、悪性貧血など |
| 総ビリルビン(T-Bil) | 赤血球中に含まれるヘモグロビンが分解されてできる色素です。本来は胆汁に排泄されますが、肝臓や胆のう・胆道に異常があると血液中に増え、黄疸があらわれます。 高値:肝炎、閉塞性黄疸、胆石症 など |
| 直接ビリルビン | 総ビリルビンのうち、肝臓で処理された後のビリルビンを直接ビリルビンといいます。肝障害、胆汁うっ滞、閉塞性黄疸などで上昇します。 |
| 総タンパク(TP) | 血液中の蛋白質の総量を調べます。蛋白質の合成に関わる肝臓や、蛋白質の排出に関わる腎臓に病気があると値が大きく変動します。 高値:慢性肝炎、脱水症、多発性骨髄腫 低値:肝硬変、低栄養、ネフローゼ症候群など |
| アルブミン(Alb) | 肝臓で作られる蛋白質です。全身の栄養状態の目安になるほか、排出に関わる腎機能の程度にも反映します。肝臓に障害があると低値になります。 低値:肝硬変、低栄養、ネフローゼ症候群 など |
| A/G比 | 血液中にある蛋白質(アルブミン(A)とグロブリン(G)の比率です。肝臓の障害や感染症があるとA/G比が下がります。 |
受診先:消化器科・内科
| 血清アミラーゼ | 膵臓や唾液腺から分泌される糖類を分解する消化酵素です。主に膵臓に異常があると値が上昇します。飲酒や肥満、唾液腺の炎症、服薬などでも値が変動します。 高値:急性・慢性膵炎、腎不全、唾液腺の疾患、膵臓がん 低値:進行した慢性膵炎など |
|---|---|
| 尿アミラーゼ | 膵臓や唾液腺から分泌されたアミラーゼが腎臓で濾過されて尿中に排泄させた数値を測定したものです。 高値:血清アミラーゼと同様 低値:慢性腎不全 |
| P型アミラーゼ | 膵液に含まれ、膵臓から小腸へ放出される消化をサポートする働きがあります。 高値:急性膵炎・慢性膵炎・膵臓がん・膵のう胞・アルコールや脂肪の摂り過ぎ |
受診先:消化器科
| 尿酸(UA) | タンパク質の一種であるプリン体が代謝された後の老廃物です。通常は、尿中に排出されます。尿酸の産生・排泄のバランスがとれているかどうかを調べています。腎機能の低下やプリン体を摂り過ぎると増加します。 高値:高尿酸血症(痛風)、腎不全 低値:低尿酸血症 ・プリン体を多く含む食品(牛・豚・鶏レバーや白子、あん肝、ビールや日本酒など) ・水やお茶など水分をしっかり摂って尿量を増やし、尿酸を排出しましょう。 ・無酸素運動は筋細胞を壊して尿酸値を上昇させます。 |
|---|
受診先:内科・整形外科
| 尿素窒素(BUN) | タンパク質が分解されるときにできる老廃物の一種。ほとんどが尿中に排出されるが、腎機能が低下すると高値になります。タンパク質の多い食事の後にも上昇します。 高値:腎機能障害・消化管出血・脱水・タンパク質の多い食事の後 低値:低栄養 など |
|---|---|
| クレアチニン | 筋肉を動かすエネルギーが使われた後にできる老廃物の一種。通常はほとんど尿中に排出されますが、腎機能が低下すると血液中の値が増加します。 高値:糸球体腎炎、腎機能障害 低値:筋ジストロフィー など |
| eGFR(推算糸球体ろ過量) | クレアチニンの値と年齢、性別から推算。腎臓がどれくらい老廃物を尿へ排出する能力があるかを示しています。 60ml/min以下は、慢性腎臓病(CKD) など |
| 電解質(Na/K/Cl) | 体の水分調節や神経刺激の伝達、筋肉の収縮などに関係します。 Na高値:尿崩症・脱水・ネフローゼ症候群・腎不全・心不全 K高値:腎不全・糖尿病 K低値:嘔吐・下痢など Cl高値:脱水・下痢 Cl低値:嘔吐 など |
受診先:内科・腎臓内科
| AFP | 肝細胞がんの腫瘍マーカーとして用いられます。肝細胞がん、肝硬変、肝炎などで上昇します。 受診先:消化器科 |
|---|---|
| CA19-9 | 消化器系腫瘍の存在を推測できる腫瘍マーカーです。とくに膵臓がん、胆道がんで非常に高率に陽性になります。 受診先:消化器科 |
| CEA | ある程度進行した大腸がん、胃がん、膵臓がん、肺がんなどで高値を示します。また、肺炎、肝疾患、胆道結石、腎不全、甲状腺機能低下症、ヘビースモーカーの方でも上昇することがあります。 受診先:消化器科・内科 |
| PSA | 前立腺組織に存在して、前立腺炎、前立腺肥大症、前立腺がんなどで高値になります。 受診先:泌尿器科 |
| CYFRA | 非小細胞肺がん(扁平上皮がん、大細胞がん、腺がんなど)で検出され、特に扁平上皮がんにおいて高い陽性率を示す腫瘍マーカーです。肺がん、子宮頚がん、食道がんなどで上昇します。 受診先:内科 |
| ProGRP | 肺小細胞がんに特異的な腫瘍マーカーで肺がん(小細胞がん、大細胞がん)、腎不全、胸膜炎、間質性肺炎などで上昇します。 受診先:呼吸器科・内科 |
| PIVKA-II | 肝細胞がんの腫瘍マーカーとして用いられます。肝細胞がん、肝硬変、肝炎などで上昇します。 受診先:消化器科 |
| 抗p53抗体 | 早期の食道がん、大腸がん、乳がんなどで上昇します。 受診先:消化器科 |
| CA125 | 卵巣がんの腫瘍マーカーとして用いられます。それ以外に子宮体がんや膵臓がん、乳がん、胃がん、肺がん、肝細胞がん、子宮線筋症、子宮内膜症などでも上昇します。 受診先:婦人科 |
| CA15-3 | 乳がんに特異的なものとして開発された腫瘍マーカーです。 受診先:乳腺外科 |
| 超悪玉コレステロール(sd LDL-C) | 悪玉コレステロールの中でも特に動脈硬化を促進する小型のLDLコレステロールのこと。LDLコレステロールが正常値でも、超悪玉コレステロールが高値の場合は、医師に相談する必要があります。 |
|---|---|
| アデポネクチン | 脂肪細胞から分泌されるタンパク質で、「やせホルモン」と呼ばれることもある。肥満や糖尿病、高血圧、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の方はこの数値が低下することが分かっている。 |
| Lox-index | 将来の脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクを評価しています。 |
| アミノインデックス | 血液中のアミノ酸のバランスを測定し、がんの発生リスクを評価します。リスクCの場合は、内視鏡や、CT、MRIなどの精密検査が必要です。 |
| 尿潜血 | 尿中に血液が含まれているかどうかを調べています。 膀胱や腎臓、尿管など尿の通り道に異常がある場合や、前立腺炎や泌尿器系の悪性腫瘍などでも血液が混じることがあります。女性では、月経の影響で陽性を示すことがあります。 陽性:糸球体腎炎、膀胱炎、尿路結石など |
|---|---|
| 尿蛋白 | 尿中に含まれる蛋白質の量を調べています。腎臓の機能低下や障害が起こった場合に蛋白質が尿に出てくることがあります。 陽性:糸球体腎炎、糖尿病腎症、ネフローゼ症候群 など |
| 尿糖 | 尿中に混じった、ブドウ糖の量を測定しています。 糖尿病の発見や経過観察に用いられます。 陽性:糖尿病、腎性糖尿病 など |
| 尿比重 | 腎機能が低下すると体の水分量を調節できなくなり基準値から外れます。正常の場合、水をあまり飲まなければ尿比重が上昇します。 高値:糖尿病、脱水、ネフローゼ症候群 低値:腎不全、尿崩症 など |
| 尿沈渣 | 尿中の有形成分を観察しています。 赤血球が多い:腎臓の炎症、尿路感染症、結石、腫瘍 白血球が多い:腎臓や尿路の感染症、炎症 円柱がみられる:腎炎、ネフローゼ症候群 上皮細胞がみられる:腎臓の炎症、尿路感染症 細菌:尿路感染症 など |
| 尿ウロビリノーゲン | 胆汁に含まれるビリルビンが腸内細菌によって分解されてできる物質で、大部分は便として排泄されます。肝臓や胆道系に異常があると尿中にウロビリノーゲンが排泄されます。便秘や激しい運動後にもウロビリノーゲンが増加することがあります。 陽性(+):肝臓障害、溶血性貧血 陰性(-):胆道閉塞、抗生物質の大量投与など |
受診先:腎臓内科・泌尿器科・内科
| 便潜血検査(2日法) | 消化管から出た血液が便に含まれていないかを調べます。大腸がんの早期発見に有効です。2回のうち1回でも陽性となれば要精密検査となります。 陽性:大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、痔 など 精密検査は、大腸内視鏡検査をおこないます。大腸内視鏡検査は、腸管洗浄液という薬を飲んで、大腸の中をきれいにした状態で検査を行います。肛門から内視鏡を挿入し、大腸の一番奥にある盲腸まで観察します。大腸がんは、食生活の欧米化によって増え続けています。しかし、早期に発見できれば完治する病気です。陽性の場合は、必ず精密検査を受けてください。 |
|---|
受診先:消化器科
医師が、聴診器による心臓の聴診や、頚の触診、眼瞼結膜の診察などを行います。
| 心雑音 | 心臓を流れる血流に乱れが生じると心臓の拍動音とは別に、雑音が聞こえるようになります。心臓弁膜症や心不全、貧血等が疑われる場合があります。精密検査を受けましょう。 |
|---|---|
| 甲状腺腫 | 首の全面、のど仏のすぐ下あたりに甲状腺はあります。蝶が羽を広げたような形をした臓器です。甲状腺が腫れて多くになっている様子。良性腫瘍や悪性腫瘍等の可能性があります。精密検査が必要です。 |
| 結膜(貧血) | 貧血によって、まぶたの裏側(眼瞼結膜)の血色が通常よりも白っぽく見える状態。貧血の症状の一つ。 |
| 異常陰影 | 肺に白い陰が見つかった場合に用いられる暫定的な言葉です。この陰が実際に病気によるものなのか、それとも正常な骨や血管の陰なのか、あるいはその他の要因によるものなのかを確定するには、精密検査が必要です。 |
|---|---|
| 孤立性結節影 | 肺に存在する単発の、境界明瞭な、ほぼ円形の陰影のことです。肺がんだけでなく、様々な病気の可能性が考えられます。 |
| 線状影 | 細い線状の陰影のことです。肺の炎症や感染症が治癒した後に残る傷跡、またはリンパ管の拡張などが原因で現れることがあります。 |
| 索状影 | 線状影よりもやや太い線状の陰を指します。過去の肺炎や肺感染症が治った後などに現れることがあります。 |
| 胸膜肥厚 | 過去に最近やウイルスなどによる肺の炎症が治ったときに、肺を覆う膜が厚くなった状態。治癒した痕であり、大半は心配いりません。 |
| 心陰影の拡大 | 心臓の陰が通常よりも大きく見える状態を指します。心臓自体が大きくなっている場合(心拡大)や、呼吸の仕方や体の向きによって陰が大きくなる場合など、様々な要因によって起こりえます。 |
| 側弯症 | 背骨が左右どちらかに曲がった状態を指します。ねじれを伴うこともあります。成人の場合大半は心配ありませんが、判定区分やコメントに従ってください。 |
| 後弯症 | 背骨が後方に曲がった状態を指します。軽度な場合は自覚症状は少ないですが、進行すると腰痛や歩行障害を引き起こす可能性があります。 |
| 炎症の治癒像(陳旧性陰影) | 過去にかかった肺炎や結核などの炎症が治った痕です。気づかないまま治ったものがほとんどで、多くは精密検査の必要はありません。 |
| 肺のう胞 | 肺の中に袋状の空洞(のう胞)ができている状態。無症状の場合もありますが、大きくなると呼吸困難や肺炎の原因となることがあります。また破裂して気胸を起こすこともあるため、経過観察となることがあります。 |
受診先:呼吸器科・内科
| 心拍数 | 1分間に心臓が拍動した回数。 基準範囲:45~85回/分 |
|---|---|
| NT-proBNP | 心臓から分泌されるホルモンの一種。心臓の機能や心不全の評価の指標として用いられます。 |
| 異常Q波 | 心筋梗塞や心筋症などの心筋障害をあらわす場合もありますが、健康な人でも体質によって見られることがあります。 |
|---|---|
| 異所性P波 | 心臓の拍動リズムに問題はありませんが、波形の向きが通常とは異なる状態です。動悸などの自覚症状がなければ、特に心配はありません。 |
| 完全右脚ブロック | 心臓の電気的興奮を伝える右脚と呼ばれる経路が完全に遮断された状態です。右心室の収縮が遅れることがありますが、一般的には健康な人にも見られ、重大な心臓の病気とは限りません。 |
| 完全左脚ブロック | 左脚を通る電気信号が完全に遮断された状態です。心臓の収縮効率が低下する可能性があるため、医療機関での定期的な経過観察が必要です。 |
| 期外収縮 | 通常の拍動の間に不規則な拍動があらわれる現象。ストレスや過労、喫煙などが影響することがあります。 |
| 高電位・低電位 | 心筋に異常のある場合に起こることがありますが、健康な人にも見られます。病的ではないことがほとんどです。 |
| 左室肥大 | 心臓の筋肉が厚くなる、左心室の内腔が肥大するなどで、体内に十分な血液が送られない状態。大動脈弁狭窄症や高血圧症が主な原因です。心不全を生じるため、精密検査の必要があります。 |
| 軸偏位 | 心臓の収縮時に流れる電流の方向を電気軸といい、この軸が傾いている状態。健康な人にもしばしば見られ、病的ではないことがほとんどです。 |
| 洞性不整脈(徐脈、頻脈) | 運動や精神的緊張、飲酒、発熱などで健康な人にもみられるため、基礎疾患や自覚症状がなければ心配はありません。 徐脈:脈拍が通常より遅い 頻脈:脈拍が通常より早い |
| R波増高不良 | R波は胸の左側の電極で記録した方が、胸の真ん中付近の電極で記録したものよりも大きくなるのが普通ですが、この大きさがほとんど変わらない場合のことをいいます。心筋梗塞や肺気腫、心筋症などでみられますが、痩せ型の体型の人にもよく現れます。 |
| T波異常 | 心電図上で通常山型をしているT波が、様々な形で変化している状態。心筋虚血、心筋梗塞、電解質異常など様々な病態と関連している可能性があります。 |
| 非特異的T波異常 | 心電図のT波に変化が見られるものの、心臓病と関連付けられる特異的な原因が特定できない状態。心臓に問題がない場合でも見られることがあります。 |
| 平低T波 | 健康な人でも見られることがありますが、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、高血圧症、弁膜症などによって心臓が正常な働きをしていない可能性もあります。自覚症状や他の検査結果などを踏まえた、詳しい検査が必要です。 |
| 陰性T波 | |
| ST-T異常 | |
| 房室ブロック | 心臓を収縮させる刺激が遅れたり途絶えたりする状態。心臓に異常があることが多く、治療が必要です。 Ⅰ度(刺激が遅れる)は経過観察でよい場合が多いが、Ⅱ度(時々途絶える)Ⅲ度(完全に途絶える)は医療機関を受診してください。 |
| 心房細動 | 心臓の一部(心房)が異常に速く不規則に動いている状態。自覚症状がない場合も少なくありません。心房の中で血流が滞り血栓を作ることがあるため、脳梗塞の予防も含めた治療が必要です。 |
| 下壁梗塞 | 心臓の下側の壁で心筋梗塞が起きた状態。この部分で心筋梗塞が起きると、重篤な心臓の伝導障害や低血圧を合併しやすく、早期治療が必要です。 |
受診先:内科・循環器科
| 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ) | 口または鼻から内視鏡(胃カメラ)を入れ、食道、胃、十二指腸を内側から観察する検査です。病変が見つかった場合は、組織の一部を採取して、病理検査を行うこともあります。 当院では、横浜市胃がん検診を受けられる場合は、経口内視鏡のみのご予約となっております。 また、別途オプションで鎮静剤を使用した検査も行えます。事前予約が必要です。 |
|---|---|
| 上部消化管X線検査(胃バリウム検査) | 食道から、胃、十二指腸までの上部消化管の内面をX線で調べます。バリウム(造影剤)の流れ方で突起やくぼみの有無などがわかり、臓器の形状に異常がないかを調べます。 過去にバリウムでアレルギー反応を起こしたことがある方や、妊娠中またはその疑いがある場合など検査が受けられない場合があります。 高齢者の場合は、飲んだバリウムがうまく排泄できず、腸閉塞を起こしたり、バリウムを誤って誤嚥してしまったり、転落のリスクがありますので、上部内視鏡検査(胃カメラ)検査をおすすめします。 |
| バレット食道 | 下部食道の扁平上皮が胃粘膜に近い円柱上皮に置き換わった状態をバレット食道といいます。逆流性食道炎が主な原因とされており、欧米では食道腺癌(バレット腺癌)の前癌状態と考えられています。軽度の場合は放置しても差し支えありませんが、経過観察が必要になることもあります。胃カメラでの健診を継続しましょう。 |
|---|---|
| 食道裂孔ヘルニア | 横隔膜には食道が通るための穴があり、これを食道裂孔と言います。胃の一部がこの裂孔から胸部へと脱出してしまった状態が食道裂孔ヘルニアです。原因としては加齢や肥満、背中が曲がった方などがあります。ヘルニアが起こると横隔膜による締め付けが弱くなり胃の内容物が逆流して逆流性食道炎を起こしやすくなると言われています。ほとんどの場合、放置してもよい所見です。 |
| 逆流性食道炎 | 胃内容物または胃酸の逆流により、食道胃接合部や食道下部にびらんなどの粘膜傷害が認められることです。食道裂孔ヘルニアが大きな要因と考えられています。主な症状は胸やけや呑酸だが、のどの違和感などが出現することもあります。炎症の程度を改訂ロサンゼルス分類で6段階に分けることができます。重症の場合は、治療が必要です。 |
| 胃底腺ポリープ | 消化管の内腔を覆う粘膜の一部が隆起したもので、茎のない5mm程度の半球状のものがほとんどです。周囲の粘膜と同じ色調をしており、しばしば数個以上みられます。ピロリ菌のいない胃に発生することが多く、癌化することもないので経過観察は不要といわれています。 |
| 萎縮性胃炎 | 主にピロリ菌の感染によって引き起こされる胃炎です。大部分の方は無症状ですが、軽度の消化不良または胃もたれや膨満感などの症状を呈することがあります。高度の萎縮性胃炎は胃がん発生リスクが高く、定期的な内視鏡検査が必要です。また、ピロリ菌除菌治療により胃がん発生リスクが低下することが期待されています。稀に、ピロリ菌感染と無関係な自己免疫性胃炎(A型胃炎)のこともあります。 |
| びらん性胃炎 | 潰瘍よりも軽度の被覆上皮欠損と定義されるものです。つまり、一番表面の組織である「粘膜組織」が欠損している状態を指します。胃酸過多による炎症やストレス、飲酒などで起こることがあります。 |
| 胃粘膜下腫瘍 | 胃の粘膜層よりも深い胃壁内(粘膜下層、筋層、漿膜下層など)に発生した病変を指し、病変が大きくなるにつれ胃の内腔に突出し隆起を形成したり表面にくぼみや潰瘍を形成することがあります。胃粘膜下腫瘍の多くは腫瘍性だが、非腫瘍性の疾患も含まれています。また、病変は良性悪性いずれの場合もあります。経過観察または精密検査を受けましょう。20mm以上のものはかならず精密検査を受けましょう。 |
| 表在性胃炎 | 胃酸過多により胃の粘膜の上皮が炎症を起こした状態。大半の人は無症状だが、上腹部の違和感や不快感、鈍痛、胸やけが起こることもあります。 |
| 異所性胃粘膜 | 本来胃にあるべき胃粘膜が、食道や十二指腸に存在する状態。多くは無症状ですが、稀に腫瘍や潰瘍の原因となることがあります。 |
受診先:消化器科
| 胃炎 | 胃粘膜に炎症が慢性的に続くことです。慢性胃炎には胃の粘膜が薄くなる萎縮性胃炎や、粘膜が凹凸になる過形成性胃炎、粘膜が厚くなる肥厚性胃炎などがあります。 |
|---|---|
| 透亮像 | 二重造影像で周囲に比べてわずかに造影剤(バリウム)がはじかれた所見です。丈の低い隆起を表しており、良性ポリープなどで多くみられます。胃がん(とくに早期がん)などでもみられることがあります。また、気泡や残渣などもよく似た所見を呈するので気をつける必要があります。精密検査を受けましょう。 |
| 伸展不良 | バリウムと空気を入れても内腔が広がらないことを言います。潰瘍、腫瘍などの場合があります。胃カメラでの精密検査を受けましょう。 |
| 粘膜不整 | 正常胃粘膜はX線検査では均一で微細な模様を呈しているが、その構造が乱れた状態をいう。慢性胃炎や比較的凹凸に乏しい胃がんなどが原因となります。胃カメラでの精密検査を受けましょう。 |
| 辺縁不整 | 正常では胃の辺縁は滑らかな直線あるいは曲線だが、病変があると、細かなギザギザや複線化といって多重線や線が錯綜したようになります。これらをまとめて辺縁の不整と表現します。早期がんを発見する手掛かりになりますが、良性の潰瘍瘢痕などでもみられます。病変の輪郭が不整な時にも使うことがあります。精密検査を受けましょう。 |
| ニッシェ | 潰瘍によって生じた胃壁の欠損(窪み)にバリウムが溜まった所見。側面像では消化管の辺縁から外側に突出してみえます。二重造影像や圧迫像でみられる正面像ではバリウムのたまりとして認められます。ニッシェの輪郭や辺縁の性状から良性潰瘍か悪性腫瘍に伴う潰瘍かを判別します。 |
肛門から内視鏡を入れて、直腸から盲腸までの大腸の内側を観察します。病変が見つかった場合は、組織の一部を採取して病理検査を行うこともあります。
オプションで鎮静剤を使用して検査を受けることができます。事前予約が必要です。
| 結腸憩室 | 大腸の壁に5~10mmの袋状のへこみができた状態です。通常は無症状ですが、憩室部の血管が破れて出血する大腸憩室出血や、憩室内に細菌が感染して起こる大腸憩室炎といった疾患につながることがあります。原因は不明ですが、食物線維の少ない食事や肉の多い食事、運動不足、肥満、喫煙などの生活習慣などが関連している可能性があります。 |
|---|---|
| 腺腫 | 大腸にできるポリープの一種。大腸がんになる前に発生する良性腫瘍。大腸がんのほとんどは、この腺腫から発生すると言われているので、腺腫の段階で早期発見し切除することで、がん発生のリスクを減らすことができます。5mm以上の腺腫は内視鏡切除が推奨されます。 |
| 内・外痔核 | いぼ痔とも言われます。肛門や直腸にできたいぼ状の腫れのこと。直腸と肛門のつなぎ目を隔てて、外側にできるものを外痔核、内側にできるものを内痔核と呼ばれます。 |
| クローン病 | 炎症性腸疾患の一つで、指定難病です。口腔から肛門までの消化管すべてにびらんや潰瘍ができる可能性がある病気で、特に小腸と大腸での発生が多いです。 |
| 潰瘍性大腸炎 | 大腸の粘膜に炎症が起こり、びらんや潰瘍ができる炎症性腸疾患。粘血便や下痢、腹痛などの症状があらわれる病気です。 |
受診先:消化器科
腹部に超音波を発する器具(プローブ)をあてて、その反射波(エコー)を画像化することで、腹部の臓器の状態を調べる検査です。肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓などを観察することができます。
| 脂肪肝 | 肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態。糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病と密接な関係があり、内臓脂肪型肥満や飲酒が原因であることが多いです。脂肪肝から肝硬変・肝細胞癌へ発展することがあり、脂肪肝が見られる人は生活改善が必要です。 |
|---|---|
| 膿疱 | 液体が貯留した袋状の病変。単発あるいは多発し通常は無症状だが、嚢胞が大きくなると腹部膨満感、圧迫感などの自覚症状が認められることもある。膿疱の壁や内部にエコー異常がなければ経過観察でよいが、膿疱の壁や内部にエコー異常がある場合は、精密検査が必要です。 |
| 血管腫 | 血管から構成される肝臓の代表的な良性腫瘍。ただし、徐々に大きくなることもあるため、毎年健診で超音波検査を受けて経過観察をしてください。20mm以上の大きさの場合や経年的に大きくなっている場合は、精密検査をおすすめしています。 |
| 石灰化像 | 肝臓にできたカルシウムの沈着のことをいい、エコーでは白く描出されます。肝臓に過去、損傷、結核、寄生虫、出血などが生じ、現在は治ってしまった場合が大部分を占め、放置しても差し支えありません。 |
| 腫瘤像 | 臓器にできた塊の総称。中には、細胞が異常に増殖してできた腫瘍の場合もあり、良性・悪性の判別が必要な場合がありますので、精密検査を受けましょう。 |
| 肝内胆管結石 | 肝臓内部の胆管にできた結石のことを指します。肝内胆石症は他の胆嚢結石症や総胆管結石症と異なり、治療が難しくまた治療後の再発が高率です。肝内胆石症の方は胆管が膨らんでいたり狭くなっていることがしばしばあります。精密検査を受けてください。 |
| ポリープ | 胆嚢の内側にできる隆起。10mm未満でかつ良性であることを示す所見が認められる場合は問題ありません。10mm以上の場合は精密検査が必要です。 |
|---|---|
| 結石(非充満型/充満型) | 胆嚢内に形成された結石のことで胆嚢炎や胆管炎の原因となります。結石は、胆汁に含まれるコレステロールやビリルビンなどでつくられます。胆嚢壁の肥厚を伴う場合や結石の後方の胆嚢壁が十分に観察できない場合には悪性腫瘍との鑑別のため精密検査が必要です。充満型の場合も精密検査が必要です。 |
| 限局性肥厚 | 胆管の壁が厚くなった状態であり、炎症や腫瘍が疑われます。精密検査を受けてください。 |
| 腺筋腫症 | 胆嚢の壁が全体あるいは限局的に肥厚する良性疾患です。胆嚢結石を伴うことがあります。症状がなければ治療の必要はありません。経過観察をしてください。 |
| 腫大 | 胆嚢が腫れた状態。一番多い原因は胆嚢の炎症で、症状がなくても経過観察をお勧めします。胆管結石や腫瘍などにより胆汁の流れが滞った時にも認められ、この疑いがあれば精密検査が必要です。 |
| コメット様像 | 胆嚢壁やその近くから後ろへ白い彗星(コメット)が尾を引いているように見える所見。胆嚢壁内結石で認められます。特に心配ありません。 |
| 膵実質エコーレベル上昇 | 膵臓の実質組織が超音波でより明るく見えている状態を指します。膵臓が正常状態よりも脂肪を多く蓄積している場合や、炎症、腫瘍、膿疱などの病気が原因で起こる場合があります。 |
|---|---|
| 膵管拡張 | 消化液である膵液は膵臓で作られ、膵管を通って十二指腸に流れます。この流れが妨げられると上流側の膵管が太くなります。原因として膵石や腫瘍が考えられるため、どんな原因で太くなっているのかを調べる必要がありますので、精密検査を受けてください。 |
| 腫瘤像 | 臓器にできた塊の総称。中には、細胞が異常に増殖してできた腫瘍の場合もあり、良性・悪性の判別が必要な場合がありますので、精密検査を受けましょう。 |
| 石灰化 | 膵臓の内部の微細なカルシウムの沈着したもの。慢性膵炎や膵臓の腫瘍などが同時に認められなければ放置してかまわない。 |
| 膿疱 | 液体の入った袋状の病変。膵液が溜まっている場合や、液体を産生する腫瘍ができている場合などがあります。小さくて単純な形の嚢胞は問題ありません。5mm以上の嚢胞や複雑な形の嚢胞は経過観察や精密検査が必要です。 |
| 結石 | 膵管や膵実質内に認められる石灰化のことです。慢性膵炎に認められることが多く、小さいものは放置しても問題ありませんが、大きくなると石により膵液の流れが妨げられる場合もあるので、経過観察をしてください。 |
| 副脾 | 脾臓の近くにある脾臓と同じ組織像をもつ1~2cm大の腫瘤のことです。病的意義はなく特に治療の必要もありません。 |
|---|---|
| 膿疱 | 液体が貯留した袋状の病変。良性病変で特に心配ありません。 |
| 石灰化像 | 脾臓に部分的にカルシウムが沈着した状態。病気ではないため心配ありません。 |
| 脾腫 | 超音波で脾の最大径が10cm異常の場合を脾腫としています。軽度の脾腫は病気ではありません。原因が、感染症(肝炎、マラリア、結核など)、腫瘍(リンパ腫、白血病、骨髄線維症など)、貧血、蓄積症(アミロイドーシス、ヘモシデローシスなど)、うっ血肝(肝硬変、バンチ症候群など)、膠原病など多岐にわたるため精密検査が必要な場合があります。 |
| 腫瘤像 | 脾臓に超音波で白く映るしこりがあるときに、脾腫瘤と記載しています。脾臓の血管が増えてできる良性腫瘍の血管腫などが考えられますが、一度は精密検査が必要です。 |
| 脾門部血管異常 | 脾門部に通常は見られない血管を認める場合の総称。門脈の屈曲蛇行、脾腎シャント、脾動脈瘤など色々な血管の異常が含まれます。原因は先天性のもの、後天性(肝硬変、門脈圧亢進症、膵炎など)のものなど色々あるため、原因検索と治療の要否のため精密検査が必要です。 |
| 腎盂拡張 | 様々な原因で尿の流れが妨げられ、腎臓の中に尿が溜まった状態。中等度から高度の場合は、結石や腫瘍が原因となっていることがあるため、精密検査を受けてください。 |
|---|---|
| 血管筋脂肪腫 | 腎臓に発生する最も頻度の高い良性腫瘍。腫瘍組織は血管・筋・脂肪から構成される。基本的には経過観察でよいが、腫瘍が大きい場合は出血の危険性もあり、外科的手術の適応となることがある。 |
| 腫瘤 | 腎臓に結節像があることを示します。良性か悪性かの鑑別のため、精密検査を受けてください。 |
| 石灰化または結石 | 石灰化は、腎実質にカルシウムが沈着した状態。炎症性など原因はさまざまで、ほとんどは良性所見であり、放置しても差し支えありません。腎臓にできた結石。10mm以下の結石は自然排石も期待できるので、十分な水分摂取などを心がけて様子をみてください。10mm以上の結石は定期的な(6~12ヶ月毎)経過観察を行ってください。結石が尿路に嵌頓して(詰まって)水腎症をきたす場合や、腎盂全体に結石ができるサンゴ状結石などはESWL(体外衝撃波結石破砕術)などの治療が必要となることがあります。腰痛や腹痛などの症状がある場合には、速やかに内科もしくは泌尿器科を受診してください。 |
| 膿疱 | 液体が貯留した袋状の病変。単発あるいは多発し、加齢と共に発生頻度が増加します。良性病変で、放置してもよいが、嚢胞が大きく、周辺臓器への圧迫症状や破裂の危険性がある場合や、水腎症をきたす場合(傍腎盂嚢胞)などは治療(外科的手術など)の適応となることがあります。 |
| サイズの左右差 | 腎臓は左右に各1個あるが、左右の大きさが違っている場合、また、左右がつながっている(馬蹄腎)場合などがあります。特に心配いりません。 |
| 輪郭不整 | 組織や臓器の境界がはっきりせず、ぼやけていたり、不整形の形をしていることです。悪性腫瘍や一部の良性腫瘍、炎症や損傷など原因が様々であるため、精密検査が必要です。 |
| 肝外胆管拡張 | 肝外胆管(肝臓から十二指腸への胆汁の通り道)が8mm以上(胆嚢摘出後は11mm)に拡張した状態。胆管結石や腫瘍の可能性があるため、精密検査を受けて下さい。 |
|---|---|
| 肝内胆管拡張 | 肝臓内の胆管(胆汁の通り道)が通常より太くなっている状態。その原因として、腹部超音波検査だけでは判別の付かない総胆管胆石や胆管腫瘍などがあるので、精密検査を受けてください。 |
| 胆管結石 | 胆汁の通り道である、胆管にできた石のこと。胆嚢結石に比べて重症化しやすく、早期の治療が望ましいです。消化器科を受診しましょう。 |
| 腹部大動脈瘤 | 心臓が血液を送り出す最も太い血管が大動脈で、その壁がもろくなり膨らんでこぶのように突出したり、風船のようになった状態を大動脈瘤といいます。原因の多くは高血圧動脈硬化です。5cmまでの場合には経過観察、5cm以上になると精密検査のうえ、治療が必要です。 |
| 腹水 | タンパク質を含む体液が腹部に貯留したものです。腹水がたまる最も一般的な原因は肝硬変です。 |
| 副腎腫大 | 副腎は、左右の腎臓の頭側に位置しており、3-4cm程度の大きさです。この副腎の大きさが正常範囲を超えている状態を副腎腫大といいます。 |
| リンパ節腫大 | リンパ節が腫れて大きくなっている状態。超音波で短径7mm以上の場合をリンパ節腫大としているが、10mmまでで扁平な場合には炎症による腫大が多く経過観察をお勧めしています。それ以外の場合には腫瘍性(悪性リンパ腫、白血病、肉腫、転移性腫瘍など)の疑いがあるので治療の要否や治療法の決定のため精密検査が必要です。 |
| 大動脈石灰化 | 大動脈の血管壁にカルシウムなどが沈着し、弾力性や柔軟性を失い硬くなった状態。動脈硬化を示す所見です。 |
| 前立腺肥大 | 男性において膀胱に隣接して尿道を取り巻いている前立腺という臓器が大きくなり、尿道が細くなることによって排尿にまつわる様々な症状を来す疾患。加齢に伴う男性ホルモンの変化が関与しています。 |
受診先:消化器科など
DEXA(デキサ)検査は、骨粗鬆症の診断や治療効果を判定するのに用いられます。特に骨折のリスクが高い腰椎や大腿骨を正確に測定できます。骨密度検査のなかで最も精度が高い検査です。
| 骨密度検査の結果 | 若年成人比較といって、骨の量を若い人(YAM値)と比較して何%の骨密度であるかで判定が決まります。 ・80%以上:正常 ・70~79%:骨量減少 ・70%未満:骨粗鬆症 |
|---|---|
| TBS(骨質)の結果 | 骨の構造や成分の質のこと。骨質が悪くなると骨折しやすくなります。 グラフの赤:骨粗鬆症 黄色:骨量減少 緑:正常 TBSは現在女性のみグラフ表記があります。男性は数値のみの表記となります。 YMA値:若年成人平均値 |
受診先:整形外科
| 脳MRI(磁気共鳴画像検査) | 磁気と電波を用いて脳の断面を撮影し、脳の構造を詳しく調べる検査です。放射線被ばくはありません。 主に以下のような変化の有無を確認します。 脳梗塞や脳出血、脳の萎縮、大脳白質の変化 など |
|---|---|
| 脳MRA(磁気共鳴血管撮影) | MRI装置を用いて脳の血管の形状を詳しく観察する検査です。 脳動脈瘤や血管の狭窄・閉塞の有無を調べます。放射線被ばくや造影剤の使用はありません。 |
| VSRAD(ブイエスラド) | MRI画像を解析し、脳の萎縮の程度を統計的に評価する解析システムです。 早期アルツハイマー型認知症の診断を補助する目的で用いられますが、この検査のみで認知症の診断が確定するものではありません。 |
| 脳萎縮 | 脳は加齢とともに徐々に萎縮します。年齢相応の範囲内であれば、病的な意味を持たない場合が多いとされています。年齢平均よりも萎縮が目立つ場合には、結果報告書にコメントを記載しています。 |
|---|---|
| 脳梗塞 | 脳の血管が詰まり、脳組織に血流が届かなくなった状態です。 |
| 無症候性脳梗塞 | 画像上は脳梗塞が認められますが、症状が出ていない状態です。将来的な脳卒中の危険性が高くなる可能性があるため、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの危険因子の管理が重要です。必要に応じて医療機関を受診しましょう。 |
| ラクナ梗塞 | 脳の細い血管が詰まることで起こる小さな脳梗塞です。動脈硬化との関連が強く、生活習慣病の管理が大切です。 |
| 拡大血管周囲腔 | 脳の血管周囲の隙間が拡大した状態で、多くは加齢による変化と考えられています。通常は治療の対象とはなりません。 |
| 大脳白質病変 | 脳室周囲病変、深部皮質下白質病変に分けられます。脳小血管病や慢性脳虚血と関係があり、加齢、高血圧などが危険因子とされています。高度な場合は脳卒中や認知症などの発症と関連があると言われています。年齢に比べて強い場合には、結果報告書にコメントを記載しています。 |
| 脳微小出血 | 10mm未満の小さな出血痕で、無症状のまま偶然発見されることが多い所見です。脳卒中の危険因子と言われています。高血圧などとの関連が指摘されており、経過観察や精密検査が勧められる場合があります。 |
| 未破裂脳動脈瘤 | 脳の動脈にできた瘤(こぶ)状のふくらみです。大きさや形、部位によって対応が異なるため、専門医による評価が必要です。 |
| 脳血管狭窄・脳血管閉塞 | 動脈硬化などにより、脳の血管が狭くなったり詰まったりしている状態です。所見の程度に応じて、生活習慣の改善や医師の管理下での治療が推奨されます。 |
| 先天性の脳血管異常 | 脳動静脈奇形、海綿状血管腫、静脈性血管腫、もやもや病。生まれつきの血管の異常で、精密検査が必要となる場合があります。専門医による評価が必要です。 |
| くも膜嚢胞 | 脳を包む膜の中に、脳脊髄液がたまった袋状の構造です。多くは生まれつきで、症状が出ないまま経過することがほとんどです。治療を必要としないケースが多く、必要時のみ経過観察や専門医受診をご案内します。 |
| 副鼻腔炎 | 副鼻腔の炎症で、症状が軽度の場合は、治療を必要としないこともあります。必要に応じて耳鼻咽喉科受診をご案内します。 |
| 中耳炎 | 中耳内に炎症がある状態で、検査で偶然見つかることがあります。必要に応じて耳鼻咽喉科受診をご案内します。 |
脳ドックは、病気の早期発見や将来のリスク評価を目的とした検査です。
すべての異常が直ちに治療を必要とするわけではありません。検査結果については、結果報告書のコメントを参考にし、必要に応じて医師へご相談ください。
超音波を使って首の血管である頸動脈の様子を観察し、動脈硬化の進行状況やプラーク(血管内腔に限局的に突出した病変)の有無、狭窄の程度を調べる検査です。心筋梗塞や脳梗塞のリスクを早期に発見できる可能性があるので、喫煙、高血圧、脂質異常症、肥満などの危険因子がある方にお勧めです。動脈硬化を早期に発見することは、心筋梗塞や脳梗塞のみならず認知症予防にもつながります。動脈硬化を早期に発見し、心筋梗塞や脳梗塞などの予防につなげるためには、男性は40代、女性は閉経を迎える50代前後から、頸部超音波検査を受けて血管の状態をチェックしましょう。所見は、軽度、中等度、高度で動脈硬化性変化の状態を表しています。高度の場合は、専門医を受診してください。軽度、中等度でも動脈硬化性変化がある場合は、生活習慣の見直しをしましょう。
受診先:脳神経内科・循環器内科・内科
| ABI(足関節上腕血圧比) | 足首と上腕の血圧を測定し、その比を計算することで血管の狭窄の程度を調べる検査です。 正常範囲:0.91~1.40 |
|---|---|
| PWV(脈波伝播速度) | 脈波の伝わる速度を測定し、血管の硬さを評価します。足首と上腕の2点の脈波を測定値と距離の差から計算されます。 正常範囲:1200以下が目安。 |
受診先:循環器科・内科
| あたまの健康チェック | MPIスコア/認知機能指数0から100で表示されます。過去のデータがグラフ表示されますので変化を参考にしましょう。数値が継続的に低下したり、前回より著しく低下した場合には、リスク要因とされる生活習慣病やライフスタイルの改善に努めましょう。MPI値が40以下の場合や2度続けてMCIの状態と判断された場合は、自治体の相談窓口や、もの忘れ外来や専門医等への相談を検討しましょう。 |
|---|---|
| のうKNOW | 「記憶する」「考える」「判断する」などの脳の健康度(ブレインパフォーマンス)をチェックしています。チェック結果から脳年齢と、集中スコアと記憶力スコアをA、B、C(A:正常な状態 B:ボーダーライン C:維持向上の活動を)で表示します。ブレインパフォーマンス向上のコツは結果表をご覧ください。 |
| MMSE ミニメンタルステート検査 | 認知症機能のスクリーニング検査のひとつです。 見当識·記憶力·注意と計算·言語·視空間認知を評価します。30点満点で採点され、一般的に23点以下であれば認知症の疑いがあるといわれています。認知症の診断は、MMSEの結果だけで診断が確定するわけではなく、他の検査や問診、診察結果と併せて総合的な判断が必要となりますので、専門医を受診しましょう。 |
| MCIスクリーニング検査プラス | 最近の研究では、この「MCI=軽度認知障害」の段階で気付き、適切な予防をすることでその後の進行を抑える可能性があると言われています。 この検査では、アルツハイマー病のリスクである血管の老化やアミロイドβの蓄積に関与するタンパク質の血中濃度を測定することでMCIのリスクを判定します。評価は、A·B(リスク低)、C(リスク中)、D(リスク高)で表示されます。 |
甲状腺は、首の前方、喉仏の下あたりにある臓器で、蝶のような形をしています。甲状腺ホルモンを分泌し、体の代謝や成長を調整する重要な役割を担っています。
| 甲状腺エコー | 超音波を使って甲状腺の内部構造を画像化する検査です。 |
|---|---|
| 甲状腺ホルモン(FT3/FT4) | 甲状腺から分泌された甲状腺ホルモンの量を調べ、甲状腺の機能を判定します。甲状腺ホルモンには、体の代謝を調整する働きがあり、その不足や過剰により様々な障害が起こります。 高値:甲状腺機能亢進症(バセドウ病など) 低値:甲状腺機能低下症(橋本病など)、肝硬変、腎不全など |
| 甲状腺刺激ホルモン(TSH) | 脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン。このホルモンにより、甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが調整されている。 高値:甲状腺機能低下症 低下:甲状腺機能亢進症 |
受診先:甲状腺科・内分泌内科
| 陰性(NILM) | 悪性細胞あるいは問題となる細胞はみとめられません。 |
|---|---|
| 軽度扁平上皮内病変疑い(ASC-US) | 細胞の異常は認めるが、異形成と断定するには至らない状態です。 |
| 高度扁平上皮内病変疑い(ASC-H) | 細胞の異常が見られ、中等度異形成または上皮内がんの可能性が高まっていることを示唆する結果です。 |
| HPV感染(LSIL) | ヒトパピローマウイルス感染が疑われる状態です。 |
| 軽度異形成(LSIL) | 細胞に軽い変化が見られます。必ずしもがんになるとは限りません。自然に治癒する可能性もありますが、定期的な検査で経過観察が必要です。 |
| 中等度異型性(HSIL) | 正常な細胞から変化し、がんに進行するリスクが軽度より高い状態であることを指します。自然消滅する可能性もありますが、高度異形成に伸展する可能性も考慮し、定期的な検査が必要です。 |
| 高度異型性(HSIL) | 細胞に高度の変化が認められます。子宮頸がんのリスクが高まっている状態です。 |
| 上皮内癌(HSIL) | 上皮表層の細胞が異常変化しています。極初期のがんが疑われます。 |
| 扁平上皮癌(SCC) | 扁平上皮癌が疑われます。 |
| 腺異型または腺癌疑い(AGC) | 腺細胞に異型(異常な細胞)が認められます。良性とも悪性とも断定しにくい境界病変です。 |
| 上皮内腺癌(AIS) | 上皮内腺がんが疑われます。 |
| 腺癌(adenocarinoma) | 腺がんが疑われます。 |
| その他の悪性腫瘍 | 子宮頸がん以外のがんや肉腫が疑われます。 |
| 仮生細胞 | 子宮頸部で起こる自然な現象で、粘膜細胞がより強い扁平上皮に変化する過程で見られる細胞です。子宮頸がんに発展する可能性があります。 |
| 炎症性変化 | 子宮頸部や子宮内膜など、女性生殖器の炎症や感染症を指します。 |
受診先:婦人科
| E2(エストラジオール) | 卵巣から分泌される女性ホルモン。値が低いと更年期もしくは閉経と考えられる。 |
|---|---|
| FSH(卵巣刺激ホルモン) | 脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンのひとつ。更年期は、卵巣の機能低下により、FSHの分泌が増加します。 |
受診先:婦人科
| マンモグラフィ | 乳房を押し挟むように平らにして、上下・左右の2方向からX線で撮影します。触診などでは発見できないしこりなどを発見します。 疑われる病気:乳がんや乳腺症 |
|---|---|
| 乳房超音波検査 | 乳房に超音波を発する器具(プローブ)をあて、その反射波(エコー)を画像化。乳房内に異常がないかを調べます。手で触れてもわからない小さなしこりを発見します。 疑われる病気:乳がん、乳腺症、乳腺のう胞、線維腺腫など |
| 石灰化 | 乳腺の中にカルシウムが沈着し石灰化した箇所のある状態。石灰化の多くは良性で、精密検査の対象となりません。悪性の疑いがある場合は、鑑別のために超音波検査やMRI検査を行います。 |
|---|---|
| 乳腺症 | 30歳代~閉経期に女性ホルモンのバランスの崩れで起こる良性変化の総称で、乳房の張りやしこり、乳頭分泌、痛みを伴います。 |
| 乳管拡張 | 母乳の通り道である乳管が拡張した状態を指します。乳管が拡張すると同時に、乳管の壁が通常よりも厚くなることもあります。多くの場合は、特別な症状は現れません。閉経時期に近い女性に多く見られることが多い病気です。乳管拡張そのものは悪性腫瘍ではありません。症状としてしこりや分泌物の出現、陥没乳頭の形成など乳房の変化を伴うことがあります。こうした症状は、乳がんでもみられるため、鑑別が必要です。 |
| 膿疱 | 乳房内にある水ぶくれのような所見。今後、サイズが大きくなったり形が変化した場合はD判定になる可能性もあるので年1回の超音波検査を行い経過を見ることをおすすめしています。 |
受診先:乳腺外科