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地域で支える救急医療 ~高齢者救急について~ 

救急医療のメンバーの画像

 高齢者の救急搬送は年々増加しています。 
救急というと、心筋梗塞や脳卒中、交通事故などを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実際には、高齢者の救急搬送では肺炎や脱水症、尿路感染症、転倒による骨折など、日常生活の中で起こりやすい病気やけがが少なくありません。 

高齢になると、病気の症状が若い世代とは異なる形で現れることがあります。発熱や痛みなどの典型的な症状が目立たず、「食欲がない」「何となく元気がない」「急に歩けなくなった」「いつもより反応が鈍い」といった変化だけが見られる場合もあります。 
こうした“いつもと違う”状態は、体からの重要なサインかもしれません。 
済生会神奈川県病院では、高齢者に多い内科系疾患を中心に、地域の医療機関や介護施設と連携しながら救急医療に取り組んでいます。 

また、高齢者医療では病気を治療するだけでは十分ではありません。入院中の安静によって筋力や体力が低下し、退院後の生活に影響を及ぼすことがあります。そのため当院では、医師、看護師、リハビリテーションスタッフ、医療ソーシャルワーカーなどが連携し、入院早期から在宅復帰や施設復帰を見据えた支援を行っています。 

「救急車で運ばれたら終わり」ではなく、「その後の生活まで支える」。 
それが私たちの考える高齢者救急です。
超高齢社会を迎えた今、救急医療には命を救うことに加え、その人らしい生活を支える役割が求められています。
済生会神奈川県病院は、地域の皆さまが住み慣れた場所で安心して暮らし続けられるよう、高齢者救急の受け皿として地域医療に取り組んでいます。 

救急車台数推移のグラフ